自分の大切な家族が亡くなってしまったら、悲しみで気分が落ち込み何も手につかない人が多いでしょう。しかし、中にはすぐに遺品を処分しなければならない場合があります。こちらでは、遺品整理をするタイミングをご紹介します。

遺品整理をする一つのタイミングとして、「心の整理がついてから」という考えがあります。大切な家族を突然に亡くしてしまった悲しみとショックはすぐには癒えませんが、少しずつ前を向いて歩こうとした時が一つの区切りになるのではないでしょうか？

すぐに立ち直ることは難しいですが、故人の冥福を祈りながら遺品を整理するとともに心も整理し、元の生活に戻る努力をしていくことが大切です。

遺品整理を行うタイミングとして、四十九日に合わせるという方も多くいらっしゃいます。四十九日は、故人の来世でのいく先が決まる大切な日でもあります。また、この日を喪明けとも言い、この日を節目として遺族は少しずつ元の生活に戻ると考えられているのです。

このように、仏教的な節目に合わせて遺品整理をするのもいいでしょう。

場合によっては、心の整理がつくまで、または喪明けまで待つことができないケースもあります。それは、故人が賃貸物件に住んでいた場合です。このようなケースでは、遺族が月末までに遺品を整理して、残された家賃を支払い、退去の手続きを済ませる必要があります。月末を超えてしまうと新たに家賃が発生してしまうため、経済的負担がかかってしまいます。賃貸物件の場合、短期間で整理をする必要があるため、業者に遺品整理を依頼しましょう。